2018年2月 アーカイブ

2018年2月27日 11時34分57秒 (Tue)

弾きたい曲、弾いている曲の音源はいつ聴くか

こんにちは♫

前回はCDを聴くと楽しいけど、自分ではない人のイメージを無意識に取り入れることになるのですぐにCDを聴くのはもったいないというお話をしました。
今日は、ではCDはいつ聴くか。についてお話したいと思います。

まずどんな曲かを知りたい時は、楽譜を買いましょう!そしていきなり両手でも右手だけでも、自分のやりやすい方法で弾いてみます。
右手はドファミレドで左は休符で~、右手は四分音符で…と、ここまでは正確に譜読みをすることが大切なので見間違えないように頑張りましょう。
三拍子のアウフタクトで3拍目から始まるから次の一拍目に向かっていく感じの音で、一拍目はこれくらいの重さで、次の3拍目も一拍目に向かっていく感じで、この3拍目の感じの連続で音楽をどんどん広げていこう……というのが楽譜を読むということのほんの一例です。この楽譜を読むというところに自分の感じ方が出てきます。
一般的に三拍子の曲は、一拍目を重く2拍目と3拍目は軽くなるような曲が多いですが、その重さや軽さを決めるのは自分です。これだと重すぎてもたつくなぁとか、これだと軽すぎるとか、そのさじ加減を自分の感覚で何回も何回も微調整をして、この曲ならこれがいい!というのを一生懸命探します。とここまでハイドンcmollのソナタの3楽章の一小節目から三小節目の右手についてお話しているのですが、拍子の感じ方は楽譜を読むということのほんの一例で他にはフレーズのつき方、なぜこの音にスタッカートがついているのか、どう感じたらこの書き方に自分が納得できるのか…こういったことは無限にあります。小学生の頃に気がつけること、中学生の頃に気がつけること、高校生、大学生、大人になって30代で気がつけること、60代になって気がつけること、その時その時の自分が気がついたことを大切にそこに真摯に向き合っていきましょう。そうして、この曲はこうだ!と自分のなかである程度出来上がってきたら、他人な演奏を聴いてみてください。そうすると、自分と同じ感じ方のところもあるし、そこはそうもっていくのか!そうきたか!となるところもあります。楽譜の全てをくまなく感じきってから他人の演奏を聴くと本当に面白いです。
たまにありますが、弾いても弾いてもよくわからない、迷走してしまう時はレッスンしてくださる先生にこの曲はよくわかりません、と相談してみましょう。感じるきっかけを教えてくださると思います。

以上は私の個人的な考えですが、くまなく向き合ってから聴くとCDの演奏者と、私はこう感じるよっと対話しているようなそんな気までしてきて本当に楽しいのでおすすめです。


今回書いていて色々と思い出したことがあります。CDに正解があると思って聴いていた大学受験(1回目)を目前に控えていたあの頃の気持ち。人に自分の音楽を評価されて大学の合否が決まるということで頭がいっぱいになり過ぎて、すがるような思いでCDを聴いていました。そうして迎えた1回目の受験は不合格でした。私の中では初めての大きな挫折でした。あの頃の自己肯定感は自分史上、いや札幌市民の中で一番低かったかも(笑)その後、ずっと可愛がっていただいた先生の元を離れ、沢山の恵まれた出会いを母や先生達がもたらしてくれて、翌年は合格しました。

次回は自己肯定感と音楽について書いてみます。

2018年2月4日 22時16分38秒 (Sun)

譜読みとCDを聴くこと。

突然ですが、皆さんはピアノに限らず芸術に向き合うとき、何を一番大切にしていますか?

ピアノでいえば、綺麗に弾きたい、上手に弾きたい、感動するような音楽を奏でたい…皆さんは自分の音楽に何を求めるのでしょうか?

私は音楽のなかに自分を見つけること、自分を感じること、自分自身を探すこと…自分が今この瞬間、何を感じているのか、が一番大切です。
感動させたい!では無くて、自分自身が音楽と対峙したときに心の底から、心が震えるほど心が苦しくなるほどに感動する瞬間があります。その感動した音楽を再現するために、上手くなりたい!技術を身に付けたい!と心底思うのです。そうして創り上げた音楽を聴いて、誰かは共感して感動するかもしれないし感動しないかもしれない。聴衆の感動は、私の自己追求の単なる結果であって、誰かを感動させることが目的ではない。自分自身が身を震わす程の感動を味わわず、形ばかりの美しさを追い求めることは、虚しいだけだと感じます。

とても強い口調で書いてしまいましたが、私は日常生活ではたぶん周りから見てヘラヘラ笑っているタイプなのですが、音楽のことになるととても頑固じじいみたいになってしまいます(笑)

話が逸れましたが、音楽と向き合って自分が何を感じるのかを大切にしています。


ソナチネを修了し、ショパンやシューマン、ブラームスやバッハ、ベートーベンなどの曲を弾く生徒におすすめのCDを聞かれることがあります。色々な演奏家の演奏を聴くのはとても楽しいと思います。ですが、それには既成概念的な音楽を作ってしまう側面があることも知っていてほしいです。
例えば、では次はこの曲を弾いてみよう!でも楽譜はあるけど聞いたことがないなぁ。どんな曲かCDを聴いてみよう!ということはありませんか?どんな曲か知りたいときに、音源を聴くのではなく、自分で一生懸命譜読みをして、右手だけでも良いので自分で弾いてイメージしてほしいのです。誰かの感想を聴くのではなくて、自分の感想(イメージ)を探してください。ファーストコンタクトで誰かの感じ方を無意識に取り入れたら、無意識に影響されてしまう!と思ってます。そんなのは勿体ない!
自分だけでどんな曲かを知るには、譜読み、楽譜(フレーズのつくりなど)を読み解く力、など他にもたくさんのスキルが必要になりますが、自分で0から創り上げることによって揺るぎない自分の音楽ができあがります。それと同時にスキルも飛躍的にレベルアップします。

長くなったので、CDを聴くタイミングはいつが良いのか、楽譜(フレーズのつくりなど)を読み解く力とはどういうことか?は次回書きたいと思います。

ブログ

1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031
QRコード
携帯用QRコード